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2011年5月11日 (水)

乱視のお話し~その4 「乱視の種類」

 乱視にも近視性と遠視性があることをお話しましたが、実はその中間の状態もあるのです。昨日お話したオートレフが測定したときの内部データのサンプルをグラフで示します。

 Fig004_2

 この図は0゜から180゜までのレンズの屈折の変化を示したものです。
①が遠視性乱視の状態で、③が近視性乱視ですが、②の状態は0Dptの横軸を境に上下方向に近視性と遠視性の両方の成分が又がっているのがお分かりでしょう。専門的には「混合乱視」または「雑性乱視」と呼ばれています。
 この②の状態を正確に測定されない場合、度数の強弱により近くまたは遠くのいずれかが見づらくなる場合と近くも遠くも見づらい場合があります。いずれにしても相当なベテランによる検査でないと正確に測定されません。オートレフで混合乱視と出ても近視又は遠視の単性乱視で選択することもあります。

 弱度の近視性乱視のあった方が、40歳を過ぎて遠視化したときにこの状態が散見されます。また強度の混合乱視の場合、メガネフレームは慎重に選んでください。特にレンズのコバ(縁)形状になじむメガネフレームでないと乱視の軸度が変化しやすく、見づらくなることがあります。角度の5度も回転方向の変化が出たらボヤけてしまいます。
 これまで全くメガネが必要でなかった方が遠くも近くも見づらくなられましたら一度良く調べてみてはいかがでしょうか。パソコンなどで目を酷使されている方も、目の疲れを感じるようでしたら詳しく調べることをお勧めします。

IT系メガネショップ J-EYE

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