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2011年12月 1日 (木)

健康リスクが高い「度無しパソコン用メガネ」とは

◎視度補正を確認しないパソコン用メガネは健康リスクが高い

 マスコミで度無しカラーレンズのパソコン用メガネの宣伝が盛んになってきていますが、やはりというか、正確な視力検査をせずに購入した視度補正の無いPC用カラーメガネを使用した方のご相談が増えてきています。

1.裸眼で左右の見え方が違う場合

 弱度の近視や乱視の方が視度補正を確認しないパソコン用メガネを使用して、右眼と左眼の見え方が違うばかりに頭痛や肩こりに悩まされているというものです。弱度であっても長時間のパソコン作業では目を酷使するために目が疲れます。「見づらい」ことと「見やすい」ことの差は精神的・肉体的に影響を及ぼし、仕事の効率に影響します。若い方でも遠視の状態では近くが見づらくなるので、両眼開放の近見視力表で正確な視力検査をされることをおすすめします。

2.姿勢の悪化が招く結果...

 最近若い方で近視の度数が進んでいるのに弱いメガネの状態でパソコン作業を長期間していたために姿勢が崩れ、前かがみな状態でアゴを突き出す姿勢で作業していた結果、「両手のしびれ」を経験した方のご相談が8例ほどありました。中にはマウスをクリックできなくなり、病院で治療している方もいました。老眼部分の弱めの遠近両用眼鏡を使用していた方にも同様な事例が数件ありました。
 
病院での検査で頚椎から繋がる腕に関わる神経が圧迫されたためのようです。整形外科での治療とともに、適度な視度補正による姿勢を改善しなくては根本的な問題解決にはなりません。

 視度補正無しのパソコン用メガネの選択でも同様な結果となることは容易に想像でき、健康リスクの危険性があります。姿勢の崩れを感じる方は度無しのパソコン用メガネの使用を直ちにやめるべきでしょう。


3.レーシックやコンタクト装用でも...

 遠くが良く見えても、必ずしも近くが良く見えるとは限りません。特に乱視の方で乱視用のコンタクトを使用しないで視力を強く出している場合に近方が犠牲になっている事例が多数散見できます。片眼だけ近くが見づらくても頭痛の原因になるので、パソコン作業される方はそのことを注意したいものです。
 レーシック手術された方であっても近見視力に影響する調節力は必ずしも左右同じではないので、遠見視力が左右で1.2だとしてもパソコンや手元の見え方が同じとは言い切れません。もしその場合はパソコン作業が疲れるようでしたら、度無しカラーレンズのパソコン用メガネをかけてもまったく改善されません。

4.パソコン用メガネは必ず検査してから購入しましょう !

 過去に視力測定の結果、本当に度無しのパソコン用レンズが必要なケースを扱ったこともありますが、視度補正が必要なのに測定しないで安易に度無しカラーレンズだけのパソコン用メガネを過信することは健康リスクに影響します。もしそのようなことでご相談の方がございましたら是非ご連絡下さい。

IT系メガネ専門ショップ J-EYE


 

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