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2012年4月17日 (火)

武蔵小杉/向河原の金環日食情報 (5)

金環食で見逃せない「ベイリービーズ」現象

これまで2機種の一眼デジカメのデータを紹介しましたが、周りからSONYも入れて欲しいと言う声がありましたのでコメントしておきます。

Ec1

現在の一眼デジカメのセンサーサイズはほとどが36x24のフルサイズとAPS系(23.5x15.6)サイズです。このブログでは手持ちの機材で手軽にあまりお金をかけずに楽しむことに主眼を置いているため、高級なフルサイズではなく一般的なAPS系サイズの画面を基準にしています。メーカーが異なっても同一のセンサーサイズならばこれまでの公表データとほぼ同じですので、ご自分のカメラのデータをカタログなどで調べてみてください。

望遠レンズも一般的な長焦点レンズは非常に高価ですので、コンバージョンレンズ(ケンコー・テレプラス等)を使用すれば2倍拡大のものが2万円ぐらいで入手できます。

Ec2

これを使えば200mmレンズでしたら400mmに、300mmレンズは600mmになります。600mmを超えるレンズの使用では急激に画角が小さくなります。太陽は日周運動によって移動して行きますので通常のカメラ三脚では慣れていないとブレるので撮りずらく、赤道儀式の天体望遠鏡に載せて自動追尾が必要になるので一般の方にはあまりお勧めしません。

それでは次に最も大事なお話をいたします。
金環日食の見所はもちろん金のリングのような太陽の姿なのですが、アマチュア天文家たちは金環食の最大だけでなく金環食の開始と終了の瞬間しか見られない「ベイリービーズ」現象を心待ちにしています。シミュレーションイラストを作成しましたのでご覧下さい。

Ec3_2

これは太陽の前にいる月の周辺部がツルツルではなく、クレーター(月の山)がギザギザな形をしているので背後の太陽表面が隠される部分と露出する部分があるのです。従って金環食の開始と終了の、ほんの瞬間だけボツボツとした太陽の光が「真珠の首飾り」のように見えることから「ベイリービーズ」と呼ばれています。

せっかく望遠レンズで400~600mmに拡大できるのであれば是非ともその瞬間を捉えてみてはいかがでしょうか。

IT系メガネショップJ-EYE

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