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2012年10月 8日 (月)

パソコン用メガネ最新情報~分光透過率と減光率

▲青色光の減光率をレンズの分光透過率に対する面積比で表示するのは疑問!!

よくあると言うか、ブルーライト減光レンズの広告につぎのような表示があります。

Pht1_2 

上記広告の○○%カットという計算方法を図解すると

Pht2_2

のように対象となる青色光の波長領域が紫色で、レンズが透過する領域を肌色で表示してみましょう。この2つを数学的に分解すると

Pht3

のようになります。つまり「○○%カット」というのは単純な面積比の計算だったことが理解できました。その差が15%程度の表示ならまだしも、中には45%~50%と表示されているものもあり、面積比だけの数値が広告関係者に受けるものですからバンバンこの計算方法でマスコミに流れて行ったようです。

昨日と同様に繰り返し申し上げますが、減光率は特定スペクトルに対して積分計算によって算出しなければなりません。分光透過率曲線のグラフだけではどんなスペクトルを持つ光束も一様に同レベルにカットするように誤認されます。

しかしこれは正確な情報ではないことがわかります。つまりレンズ屋さんが製造時に持ってくる分光透過率表の情報しかなかったので無理は無いのですが、そもそも分光透過率100%の状態そのものを深く考えてみてはいかがでしょうか。レンズ製造時に分光測定に使用する光源にしても、全ての波長が100%フラットなものなんてこの世に存在しません。ですからレンズ屋さんが分光測定する波形は適当な基準光で測定してから、すべて分光強度を計算してあのグラフに表示しているのです。

ですから、実際にスペクトルを撮ると青色光(ブルーライト)に対して面積比の1/3~1/4以下の減光率が計測されるのではないかと思われます。分光透過率と減光率の正確な理解が無くては消費者が混乱するだけです。

後日詳しく述べますが、あのグラフにはレンズの要素はあっても目の要素がひつとも絡んでいません。「分光透過率」という情報自身が断片的な情報でしかありません。目の要素とは標準比視感度という関数のことです。これまで1年間、この6文字を入れているブルーライト関連の広告は1つもありませんでした。当方はパソコン用メガネ専門店としてこの標準比視感度の要素を重要視しています。

もっともここまで内容にこだわるメガネ店は技術系専門店だけかと思われます。小さなお子様の大切な目を守るPTAのお母様方や企業の健康センター/総務関係の方はアンテナを広げてこの情報を正確に収集していただきたいと思います。

ご同業のメガネ店様方にいつかこの部分についてセミナーを企画したいと思います。全てお受けできるかわかりませんが、個別なセミナーも申し受けますのでメールをお待ちしています。

IT系メガネショップ J-EYE

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