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2013年4月26日 (金)

パソコン用メガネ最新情報~CCFLのブルーライトとプルキンエ現象

プルキンエ現象はCCFL(冷陰極管)のブルーライト含有率にも影響する!?

これまで擬似白色LEDについての影響は多くのサイトでも見られますが、CCFLなど非LED系バックライトの液晶モニターに関してはほとんどありませんでした。そこで当社開発のLCDブルーライト解析システムでCCFL搭載のモニターのスペクトルを調査したところ、従来ブルーライトの影響は少ないと思われたCCFLに意外な結果が出ましたのでご報告します。

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上の画像はCCFL内蔵液晶モニターのスペクトルです。黄色の線が光束のスペクトルで530nm付近にかなり強いピークが見られます。当方は以前からCCFL内臓のモニターにはLED用に開発されたクリアタイプのブルーライト用メガネがあまり役に立たないことを繰り返し述べてまいりましたが、多くの販売店ではいまだにその区別を消費者に促すことは無いようです。実際にはCCFLも僅かながらブルーライト領域のスペクトルを検出していますが、明所視ではブルーライト領域の積分値はLED発光スペクトルに対して9.53%程度でした。

Ccfl_2
ところが暗所視におけるブルーライト領域の積分値の相対比率は一気に59.66%と約6.3倍に増加しました。つまりLEDだけがすべての問題があるかのようなメガネ店の広告内容は事実と異なり、根本的な内容の変更をせまられるでしょう。明らかにLED液晶用として販売しているパソコン用メガネの分光特性は一致しません。LEDとCCFLが異なるということは、次世代の表示デバイスであるOLED(有機EL)も全く異なる分光特性ですから、「LED用で全て事足りる...」的な広告は何ら根拠が無く、欺瞞と言わざるを得ません。メガネ業界は医学や光学的な内容のみならず、電子材料工学や電子機器の物性に踏み込んだ理解の必要性が求められる時代になりつつあります。

恐らく発光する全ての電子表示装置の個別の特性による影響もあるでしようが、プルキンエ現象のようなヒトの本来持っている網膜の環境特性によってブルーライトを感じやすくなるということは、業界でも全く知られていないものと思います。

プルキンエ現象については個々に述べられていますが、ブルーライト領域と網膜特性の解析における関連情報は他に見られないことから、今後もさらに詳しく追跡してまたご報告いたします。

日本初のIT系メガネショップJ-EYE

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