パソコン用メガネ最新情報~画面輝度とフリッカー現象
画面輝度を適度に下げて使用することは眼のために良いのですが、LED液晶モニターのバックライト光源の電気的特性によりフリッカー現象というチラツキで目が疲れる方があるようです。フリッカー現象のシミュレーション画像を作ってみました。
バックライトのLEDの輝度はPWM(パルス幅変調)制御というデジタル回路で行われています。これはLEDの印加電圧は一定で、電流がONのときの時間によって目が明るく感じたり暗く感じるようにしています。もし電圧変動型のDC制御にしてしまうと明るいときと暗いときのLEDの色味が変動してしまうため、液晶画面の演色性に影響するからです。
画面輝度が明るい場合はPWM制御によるLEDの点滅は気にならないのですが、輝度をある一定以下に下げた状態ではLEDの残光時間が短いために点滅の動作が気になる現象が発生します。これを「フリッカー現象」と言います。
点滅周期は一定とは限りません。体調や個人差により点滅を感じる周期は異なります。当店にはかなり以前からフリッカーテスターという測定器があり、過去に300人ぐらいのお客様に実施して調べたことがあります。一般的には1/30~1/45秒の点滅速度で、体調が良いほど高速点滅を感じる傾向にありました。つまりそれほど画面を暗くしないレベルでフリッカーを感じる可能性もあります。
画面輝度を下げれば「パソコン用メガネは要らない!」と考える向きもありますが、画面の機種や個人差要因によってフリッカーの感じ方は異なりますので必ずしも全ての場合に当てはまりません。
フリッカー対策はフリッカー現象の意味とヒトの視覚特性を理解していなければ解決できません。当店ではすでにフリッカーで目が疲れる方の対応方法を研究しておりますので、画面を暗くしたら画面がチカチカとチラついて困る方は是非ともご相談下さい。
フリッカー現象の解説は当店WEB「ブルーライト徹底研究」をご覧下さい。
WEB → ttp://www.j-eye.com/001_014/f10174p.html
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