第1回 田中恭一オプティカルアワード受賞しました!
●10年先を目指す技術開発で受賞
本日PM4:00、東海眼鏡協議会 田中恭一オプティカルアワード運営委員会事務局(愛知県眼鏡小売商協同組合内)のホームページに次世代眼鏡技術というコンセプトで募集した第1回田中恭一オプティカルアワードの受賞発表がありました。
当方の提出内容は開発中の画像処理ソフトに関する研究でしたが、その状態でも応募が認められており、一応世界初の処理結果とアルゴリズムが評価されて受賞にこぎつけました。
受賞テーマは「波面収差解析による器質的両眼視網膜像シミュレーター・ソフトの開発」です。
表題中の「器質的」とは「形態的」の意味を指します。すなわち眼球を受光器光学系として計測した画像解析であり、脳神経系による視覚画像処理・解析とは異なります。これはソフト開発にあたり、公表されている医学論文や画像解析の学術書を読みこんだ時に器質的でない両眼視と区別すべきことを認識しました。
そもそも現在使用しているウェーブフロント解析システムも単眼の器質的な測定システムであることから、片眼それぞれのPSF解析データと視標をコンボリューションした網膜シミュレーション像の光学的な加算平均処理で両眼シミュレーション像を表示しました。現状のシステムに最もフィットする方法だからです。
片眼で物を見る次元と両眼情報を脳内で認識する次元は大きく異なります。この構造はまさしく画像処理そのものであり、調べれば調べるほど奥が深いことを再認識した次第です。
当社は2016年にはパソメガ®システム開発で川崎市起業家賞を受賞し、2018年には高エネルギー可視光(HEV)スペクトル分析システム開発で神奈川県から産業Navi大賞を受賞して、今回2021年は3回目の受賞となりました。これはあくまで通過点であり、さらに新しい未知の技術に向かって研究を続けてまいります。
デジタル・ビジョンケアショップ J-EYEにご期待ください。
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