名古屋に行ってきました
去る7月9日、メニコン創業者である故田中恭一氏のお別れの献花式があり、過去3回も連続して受賞させていただいた感謝の念が抑えきれず、妻と共に名古屋に行ってまいりました。
本年1月に挙行された「第3回田中恭一オプティカルアワード受賞式」から2か月後にして突然知らされた訃報に愕然とし、授賞式で田中先生と並んで撮った記念撮影が最後になってしまうとは思いもよりませんでした。
我々の業界から人生一代でこれほどの偉業を成し遂げ、内外の多くの人に影響を与え続けられた熱意は後世まで語り継がれることでしょう。
献花式ではメニコンHITOMIホールにて「メモリアル上映会」が流され、帰り際に田中先生の「無から有を想像する楽しさ/中経マイウェイ新書018」他、達磨刻画の絵ハガキなどを記念にいただきました。
昨今の眼鏡業界は多様性が減退し、最も簡単なトレンドという単一ベクトルに偏る傾向が根強いように思います。この本のタイトルを見た瞬間に当方の持論である「無いものは作り出す」と符合したことから、帰りの新幹線で読み切ってしまいました。第2次大戦後の日本を支えてきたのは田中先生たちの世代であり、情熱と行動のエネルギーにあふれた人々のおかげであったと思います。
AI(人工知能)に無くて人間にあるものは正にこの「情熱と行動」ではないでしょうか。先哲の言葉から自分の人生を顧みる良いきっかけを戴いた1日となりました。ここに謹んで田中恭一先生のご冥福をお祈りいします。
追伸、オプティカルアワードは形を変えてでもぜひ存続していただきたく、せっかく芽生えたこの火を消し去ることの無いよう切にお願いいたします。
メガネショップJ-EYE
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