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メガネ・デザインシステム

2011年5月30日 (月)

CG-ORDER®~最新のお客様デザインファイルから

 埼玉県のお客様からご注文いただいたメガネデザインがユニークでしたのでここにご紹介します。オーダーいただいたお客様もデザイン関係のクリエイターの方で、このような形のご注文は初めてでした。

CG-ORDER®システムでのデザインイメージはこんな感じです。

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これをお客様と一緒に若干の修正を加えて形にすると

Ph013
上のようになります。CG画面のデザインが形になっていくのは何度やってもワクワクしてきます。

 使用したフレームはシルエット・マストコレクションのオールチタンです。デザインの最終確認のために向河原まで足を運んでいただきました。現在数件のオーダーデザインをしておりますが、また面白いデザインがありましたらここにアップさせていただきます。 

メガネのデザインに関するサイトはこちら ttp://www.cg-order.com/

IT系メガネショップ J-EYE

2011年5月24日 (火)

24年前の執筆記事~メガネデザインシステムの原点

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 今から24年前の1987年、お付き合いのあった業界誌の編集長から「何か面白い記事を書いてくれませんか...」ということで、メガネのデザインシステムを画像処理システムの専門家の立場から考察した記事「次世代メガネ選択システム待望論」を執筆しました。
 当時は大阪の画像処理システム開発会社の技術顧問として、製品の技術評価や新製品の開発のアドバイスをしておりましたのでテーマとしては大変面白いものでした。

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 この記事の最も興味深い内容は最後の締めくくりの部分です。当時の最先端画像処理システムといえば「ハイビジョン画像処理システム」と「処理のAI(エキスパートシステム)化」でしたが、将来のメガネ選択システムをさらに推し進めてAI化によるメガネ選択のエキスパートシステムを提唱しました。
 結局膨大な開発コストを必要とするものだったので機器メーカーからは製品化されなかったのですが、しばらくして特許庁の出願速報を見ていたら「AI化によるメガネ選択システム」を出願する企業が現れてびっくりさせられました。ところが、この出願は審査請求の段階で無効審判が下されていました。特許の請求項に雑誌等の記事の内容と類似すると、「公知」事項として却下されることがあるそうです。
 この記事がきっかけでこんな展開になるとは思いもよりませんでした。

 技術の進歩は目覚しく、特許を取る間にそれを塗り替えるような技術が短期間に次々と出てくる現在にあっては、本当に重要な原理原則的な内容でなければ難しいのが現実かもしれません。

 メガネデザインシステムとの付き合いはこのときからはじまりました...

CG-ORDER®専門サイトはこちら ttp://www.cg-order.com/

IT系メガネショップ J-EYE

2011年5月22日 (日)

メガネのデザインシステム その2

 一口にメガネデザインと言っても、お客様のご要望は様々です。中には今かけていらっしゃるメガネのレンズ形状を変えたいといわれることもあります。フチ無しツーポイントやナイロールフレームのメガネでしたら実現可能な場合があります。

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 例えば上のような大きめなレンズの天地を小さくしたいという場合があります。これまでのメガネレンズの加工機では全体のサイズを相似図形として縮小することはできましたが、縦幅もしくは横幅だけのサイズ変更ができませんでした。当社では20年前からCG-ORDER®で下の画像のように元の形状をコンピュータに取り込んでトレースしておりました。

Fa2  一般的なツーポイントフレームはネジの取り付け部分の形状に制約があるため、適当な位置に対して上下のサイズ変更はできません。シルエットのフレームのような取り付け部分のデザインに制約のないものは自由度(限度はありますが)のある形状・サイズ変更が可能です。

Fa3  原理的にはパターン図形の縦方向(X方向)と横方向(Y方向)の比(アスペクト)を変化させるのですが、問題は上下または左右の圧縮量を大きくするとフレームの取り付け部分の形状とのズレが大きくなってしまいます。そうなるとフレームを取り付けたときにガタが発生しかねません。ですから変形量には限界があります。CG-ORDER®では事前に型板を作成してフレーム取り付け部分と合わせながら製作することも行っております。
 もし変形量が僅かな場合は最新のアスペクト比変更可能な加工機で製作してしまうので、その場合はデザイン扱いしないでご注文をお受けする場合もあります。

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 J-EYEでは最新の加工機の導入により、初期データのセットアップのみでアスペクト比を変えたサイズ変更が可能です。

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 このような手の込んだご注文を引き受けてくれるショップは少ないかと思われます。もしそのような技術的難易度の高いメガネの製作をお探しの方は是非ともご相談下さい。

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IT系メガネショップ J-EYE

2011年5月19日 (木)

「メガネのデザインシステム」店頭に設置!!

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おはようございます。
 IT系メガネショップJ-EYEが20年以上前から継続している業務に、メガネのオリジナルデザインがあります。そのためにCG-ORDER® (当社の登録商標です) というシステムまで研究しました。これは単なるお絵かきシステムや計測システムではなく、デザインしたイメージを形にするデザイン製作システムです。

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 当J-EYEではこれまでにも特注のオーダーメガネをたくさん製作してきましたが、特にフチ無しのツーポイントメガネのレンズデザイン変更は最もお手軽に楽しめて、しかもリーズナブルなのでご利用される方が多いオーダーです。中にはデザインがあまりにも込み入りすぎて製作できないものもありますが、殆どのデザインは製作可能です。
 特に先日ご紹介したシルエットのフレームはレンズ形状の制約が無い構造のため、30%ほどの方にCG-ORDER®をご利用いただいております。

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IT系メガネショップ J-EYE