今マスコミで話題のアイソン彗星があと数日(11/29)で太陽に最も接近します。
この100年で最も巨大な彗星と言われていたので、太陽に最も接近する近日点通過前後の姿に期待しておりました。
11/18-11/19には「おとめ座」の1等星スピカの近くにいるのでそこを目印に観測に挑んでみました。どういうわけか現在アイソン彗星のほかにもラブジョイ彗星という彗星も地球に接近しており、一晩に大きな彗星を2つ観測することが出来ます。ラブジョイ彗星は夜中の3時~4時ごろに「おおくま座」付近、アイソン彗星は5時ごろに「おとめ座」付近で最も良い位置に上がってきます。いずれも東側です。
太陽に接近するに従って彗星が顔を出す地平高度が低いため、大気に光が吸収されて予報より暗くなるのが普通ですが、彗星の頭の核が明るければ割り方見えます。他の星との違いはその核のまわりのコマと呼ばれる「もやもや」した部分があることです。
11/19 Am5:00ごろ、やっとアイソン彗星の光芒を捉えました。4等星の予報でしたが、やはり大気吸収でやっと双眼鏡で確認しました。すぐさま口径10cmF5の望遠鏡にNikonのデジカメをセットして撮像したものが下の画像(中心の青白い星)です。
11/29以降は数日間太陽に接近しすぎて見えませんが、早ければ12/3ごろからまた早朝の東の空に長い尾をなびかせた彗星の姿がしばらく見えるかもしれません。
ただし情報では、11/13に彗星がバーストを起こして急激に明るさが増加したとのことですので、「太陽に接近するときにバラバラになるかもしれない...」といううわさもあります。いずれにしてもどのような姿を見せるか楽しみです。12月以降は東側の開けた場所ならば良く見えると思いますので、お子様と早起きしてご覧になってはいかがでしょう。
当方も天文用の特殊なデジカメを使用して彗星を撮り続けておりますので、良い画像が撮れたらまたここにアップする予定です。
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アイソン彗星の詳しい情報はアストロアーツをご覧下さい。
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