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天文・宇宙

2021年11月19日 (金)

武蔵小杉上空の部分月食・速報

「薄雲の中でおぼろげに光る月食...」


Moon20211119

 今回の部分月食はTVやネットで前宣伝が広がっていたので、子供から大人まで期待していた人が多かったのではないでしょうか。

 

 ところが午後6時2分の食大(月食が最も欠ける状態)の天気は雲が出ていて、武蔵小杉地区からは月が見えません...しかし昨日の天気予報では午後7時ごろには次第に雲が晴れて東京地方は見えるとのことでしたので、しばらく辛抱していました。

 

 結局食大後の部分月食で薄雲をついて見えだしました...97%の部分月食は何と140年ぶりだそうでしたが全貌を見られず残念でした。次回は来年の11月8日に皆既月食があり、今回のようなほとんど隠れる部分月食は2086年11月24日だそうです。

 

 月食を肉眼でよく見るためには、やはり遠くがよく見えるメガネが必要です。来年の皆既月食前には、ぜひともJ-EYEで視力の点検をお勧めします。

 

武蔵小杉の

デジタル・ビジョンケアショップ J-EYE

 

2018年2月 1日 (木)

武蔵小杉上空の皆既月食~J-EYE

スーパーブルー・ブラッドムーン見参!!

Sbbm2018_4341_2

つい先ほどまで、本格的な天体望遠鏡を使用して皆既月食を観察していました。早速撮像した画像を1枚アップします。

今回の皆既月食はネットでかなり盛り上がっていたようで、天文関係のサイトにはまったくつながらないほどでした。

心配されたお天気も当初から雲も無く、多くの方がごらんになったことでしょう。カメラの感度を16000まで上げたので、背景に恒星が少し写っています。

ただし上空にわずか薄い水蒸気がかかっていたためでしょうか、皆既中の月面はやや暗く感じました。この月食の暗さの度合いは天文学で「ダンジョン・スケール」と呼ばれ、5段階で評価(明るくなるほど数字が大きくなる)します。

その昔、1993年6月の皆既月食では1991年にフィリピンのピナツボ火山が爆発した影響で火山灰が成層圏に達して周回してしまったたため、ダンジョン・スケールが1という暗さとなり、思わず息を呑むほどの光景でした。このときは夕焼けが異常に赤かったこととも覚えています。皆既月食は地球の上層大気の状態を知る手がかりとなります。

この1月はTV取材やFMラジオの生中継など多忙なイベントが続きましたが、ラストにこのような天文ショーを見られてホッとしています。

武蔵小杉のIT系メガネショップJ-EYE

2015年6月29日 (月)

武蔵小杉で観察できる金星と木星の大接近

7/1(水)に起こる金星と木星の大接近をご存じですか?

梅雨の真っただ中ですが、時おり晴れた日の夕方の西空に輝く一番星にお気づきですか。

Planets

実はその一番星が2つ並んでいるのですが、来る7月1日の夕方には見かけ上で大接近する、たいへん珍しい現象が起こります。

上の写真の明るいほうが金星(マイナス4等級)でやや明るいほうが木星(マイナス2等級)です。毎日見ていると明るいほうの金星の位置が木星に近づいてますが、7月1日を過ぎるとその木星から次第に離れていきます。

金星は地球の公転軌道の内側を公転する内惑星と呼び、木星は地球の公転軌道の外側を公転するので外惑星と呼びます。特に子供さんたちには、毎日同じ時刻に見える位置を写真やスケッチで記録されるとその軌道の変化の違いを観察できるので、ぜひとも見てほしいと思います。夏休みの宿題にとりあげるのもおもしろいでしょう。

日本初のIT系メガネショップJ-EYE

2013年11月28日 (木)

太陽に接近するアイソン彗星が見られるNASAのサイト

明日11/29はアイソン彗星が太陽に最も接近する日です。彗星が太陽に近すぎて肉眼での観測は困難ですが、実はNASAのサイトで太陽観測衛星SOHOの画像にアイソン彗星が出ています。
 Ison

SOHOのサイト http://198.118.248.97/hotshots/index.html/ では彗星が太陽に接近する動画も見られます。おそらく明日は見かけ上彗星が太陽と重なるため、位置的には今日のほうがわかりやすいかと思われます。ただしこのサイトのアクセスが激しいようで、光ケーブルで接続しても繋がりにくい状態が続いています。

Latest

太陽の接近後、数日してから夜明け前の東の空に長い尾を伸ばした彗星の姿がみえることでしょう。これからのアイソン彗星が楽しみです。

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2013年11月23日 (土)

武蔵小杉でやっと見えたアイソン彗星

今マスコミで話題のアイソン彗星があと数日(11/29)で太陽に最も接近します。

この100年で最も巨大な彗星と言われていたので、太陽に最も接近する近日点通過前後の姿に期待しておりました。

11/18-11/19には「おとめ座」の1等星スピカの近くにいるのでそこを目印に観測に挑んでみました。どういうわけか現在アイソン彗星のほかにもラブジョイ彗星という彗星も地球に接近しており、一晩に大きな彗星を2つ観測することが出来ます。ラブジョイ彗星は夜中の3時~4時ごろに「おおくま座」付近、アイソン彗星は5時ごろに「おとめ座」付近で最も良い位置に上がってきます。いずれも東側です。

太陽に接近するに従って彗星が顔を出す地平高度が低いため、大気に光が吸収されて予報より暗くなるのが普通ですが、彗星の頭の核が明るければ割り方見えます。他の星との違いはその核のまわりのコマと呼ばれる「もやもや」した部分があることです。

11/19 Am5:00ごろ、やっとアイソン彗星の光芒を捉えました。4等星の予報でしたが、やはり大気吸収でやっと双眼鏡で確認しました。すぐさま口径10cmF5の望遠鏡にNikonのデジカメをセットして撮像したものが下の画像(中心の青白い星)です。

Ison20131119_2

11/29以降は数日間太陽に接近しすぎて見えませんが、早ければ12/3ごろからまた早朝の東の空に長い尾をなびかせた彗星の姿がしばらく見えるかもしれません。

ただし情報では、11/13に彗星がバーストを起こして急激に明るさが増加したとのことですので、「太陽に接近するときにバラバラになるかもしれない...」といううわさもあります。いずれにしてもどのような姿を見せるか楽しみです。12月以降は東側の開けた場所ならば良く見えると思いますので、お子様と早起きしてご覧になってはいかがでしょう。

当方も天文用の特殊なデジカメを使用して彗星を撮り続けておりますので、良い画像が撮れたらまたここにアップする予定です。

彗星だけでなくお星様が良く見えるメガネもお作りしております。最近遠くが見づらいと言う方は是非ともご相談下さい。

アイソン彗星の詳しい情報はアストロアーツをご覧下さい。

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2012年6月 6日 (水)

武蔵小杉/向河原地区で金星の太陽面通過を撮影しました!

本日6/6の天体ショーは皆様ご覧になられたでしょうか。

雨天で危ぶまれた金星の太陽面通過(日面通過とも呼ばれている)が、終了直前の第三接触時にぎりぎりで撮影成功しました。

Venus

午前7時前に起きて窓をあけたら何と雨が降っていました。そこでインターネットで気象衛星の画像とレーダー観測の雨雲の状態を調べたら、なんと絶望的な状況が分かりました。

実際に午前中の武蔵小杉/向河原地区は一度も晴れず、昼を迎えても雨が途絶えることがありませんでした。

午後1時20分過ぎ、あきらめて昼食をとろうと外に出たとたんに雨が上がりましたが厚い雲が流れていました。「第三接触まで、こりゃだめだな!」と思った次の瞬間、いきなり陽差しが出てきました。第三接触とは金星のはしっこが太陽のはしっこに接触する瞬間のことです。

昼食もとらず、あわてて撮影の準備をしてデジカメのモニターに太陽の映像を入れたのは第三接触が過ぎていました。画面では太陽の端に金星が半分しか出ていませんでした。もうすこし早く雲が切れていたら金星全体の姿を捉えることができたかもしれません。

それにしても昨年はほとんど見られないと言われた太陽黒点がたくさん出現しているのがわかります。

第四接触までたったの5分しかありませんでしたが、夢中でシャッターを切っていました。このチャンスを逃せば100年先まで見られない現象だけに、たとえ金星が半分でも観測できたことはとてもラッキーでした。

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