トロピカル植物の描き方
当店のweb画面に出てくる夏のイメージのトロピカルな植物は、実はadobeのIllustlatorCS3で製作したものです。
Illustlatorは20年以上前のVer3.0から愛用しており、MACでDTPをやっていました。そのほかにももちろんPhotoShopやクォークExpress等、PC本体よりも高いソフトを使って全ての印刷物を製作していました。今回のタイトルでは、なんとなくトロピカルな植物のイメージが「ポッ」と浮かんで画面に描いたところ、はまってしまって次から次とイメージが沸いてきました。それほど特殊なテクニックではありませんので、作り方をそっとお教えしましょう。
Illustlatorのバージョンに由来しないほぼ共通の命令だけで描けます。まず次のように1枚の葉の原型をトレースします。
次にグラデーションカラーで葉の表面の濃淡の変化を指定します。 上の画像で描いた葉の輪郭線を消してからコピーし、ペーストしたら垂直に移動して少し縮小してから右端を中心に僅かに傾けます。
次は2枚の葉をドラッグしておいてから「ブレンド」の項目で「スムースカラー」の下にある「ステップ数」を指定して、それから「ブレンドの作成」を実行させると
のようになります。ずいぶん葉っぱらしくなってきたでしょう。上方までブレンドの範囲に指定できますが、多少不ぞろいな感じのほうがリアリティがあるので、葉の先端部は別に作った葉を足して側軸をつけます。側軸もカラーは単色でなくグラデーションを指定しておきます。
この状態になったら左側の葉を全てコピーし、前面に貼り付けてから「リフレクトツール」で「垂直」を指定して実行させます。
アクティブになっている「右の葉」を側軸の右に移動すればとりあえず完成です。
このままでも良いのですが、全体のバランスを調整するために縦横のサイズを整えたほうが無難でしょう。1つの画像を「グループ」指定しておいてから画像を「保存」しておきましょう。さらにいろいろなアレンジをしてサイズを変えたりブレンドのステップや葉の色を変えたりすればデザインが広がります。
いかがでしたか。やってみると夢が膨らんできますよね。このほかにもアイビーや玉シダ、ハイビスカスなども描いてみました。植物の実物をよく観察することと、CGのデフォルメをうまく組み合わせると「今風」の画像になることが良くわかりました。
webでは時系列に画像が変化するようにしましたが、ちょっとの工夫でどなたにでもできるので是非試してみてください。
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