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UV420

2017年9月24日 (日)

HEVとブルーライト専用の新分析ソフト開発しました

●業界待望のPC-SPECTRUM64/HEV2開発

これまでLED液晶モニターに適したPCメガネレンズ選択のためのスペクトル分析システムでは、可視光線(380~780nm)全体とブルーライト(380~495nm)をターゲットにしておりました。

しかし時代の流れは、紫外線からブルーライトを含むHEV(高エネルギー可視光線380~530nm)帯域を対策する超UVカットメガネが完全に主流となり、HEV対策メガネの詳細なデータ測定が急務となりました。

構想に1年かけて測定波長、測定項目の選定やGUIのデザイン等を検討し、従来ソフトとの連携を考慮して試作を繰り返し、遂に完成に至りました。

Hev_spc

恐らく、業界と消費者が現在最も渇望している詳細データが測定できるものと思われます。

HEV対策用レンズはすでに多くのメーカーが製造に参入しましたが、消費者がどのレンズが最も性能が良いか、自分に最適か不明なまま購入されることに不安を抱いている声をよく耳にします。

HEV用レンズ(特にUV420)と言えどもメーカーにより性能が皆異なっており、ブルーライトに対する効果も同じではありません。またレンズメーカーから公表される分光透過率は比較の根拠になりますが、光源と比視感度(作用スペクトル)との関係は一切公表されておらず、目に対する効果が消費者には不明のままです。

当社が多くの専門家から支持されている理由は、リアル光源スペクトルとレンズ毎に作用スペクトルを用いて明所・暗所別に計算し、公表していることです。PC-SPECTRUM64を公表してすでに数年が経過していますが、このシステムに比肩するシステムは日本国内にも海外にも未だに存在せず、コンシューマレベルで体験できるのは世界で当店1店しかありません。

今後もさらに理論的な研究を重ね、より強力なシステム開発にしようと思っています。

当社「超紫外線カットメガネ徹底研究」をご覧ください。

武蔵小杉のIT系メガネショップ J-EYE

2017年9月11日 (月)

UV420のブルーライト性能を検証

白色LED光源モジュールで検証実験

昨年420、435、440nmのLED光源モジュールを開発し、繰り返し測定していた時にUVや380~420nmだけでなく可視光のかなりの波長範囲にわたり快適な効果があることに気づいておりました。原料メーカーのカタログ・スペックがそのエビデンスを裏付けています。

Uv420_pp1

ところがレンズメーカーはほとんどUVカット機能を強調し、肝心なブルーライト特性に触れていないことに疑問を感じていたので、広帯域LED光源の開発に至ったのです。

Stand_uv420

この8月に完成したB-Y/LEDの測定モジュールと精密アライメント可能なスキャニング用スタンドを同時製作し、注目のUV420レンズがどの程度ブルーライトカット特性があるか実証実験しました。加えてHOYA RG435レンズとの性能比較も実施しています。

スペクトル分析で真実を追求!!

最も重要なことは照明学会のブルーライトに関するコメントにあるように、目で感じる光の評価は発光体の光スペクトルのピークのみならず、作用スペクトル(CIE標準比視感度)と掛け合わせた全光束(指標値)を評価しなくてはなりません。ここでは光スペクトルと全光束の測定結果をすべて公表しています。

Sp2

UV420はPC作業に適した基本性能を確認!!

結果はやはりというかメーカーのスペック内容と矛盾しないブルーライトカット特性が確認できました。詳しい結果は当社ホームページに掲載しています。

当社ではブルーライトカットをスペクトル分析という方法で解析(世界初)しており、眼鏡店に設置している例は米国にもヨーロッパにも無く、世界唯一です。しかも解析ソフトはすべて独自に開発しました。

当社ホームページの中の「超UVカット(UV420)徹底研究」をご覧ください。

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 ttp://www.j-eye.com

2017年8月23日 (水)

白色LEDモジュール開発でブルーライト測定

B-Y/LED測定モジュールを開発しました

これまでUV420レンズやHOYA RG435レンズの測定のために420nm,435nm,440nmを製作しましたが、広帯域のLED光源を使用してPC画面やLED照明と対策レンズの効果を測定するため夏休みを利用して開発しておりました。

Uv420_st1


さらに最近作ったスタンドも光ファイバーを取り付けるプレートのバイブレーションを防止する機構を考えて最小限の改造で解決し、誤差を最小にすることができました。

Uv420_st2

測定モジュールは必要に応じてさらに製作する可能性があります。

また、この1か月の間に以前開発したブルーライト解析ソフトPC-SPECTRUM64 Ver.1.0のデータフォーマットと測定エンジンの一部を改良し、さらにスペクトルの座標値を表示する機能を追加してVer2.0シリーズを開発しました。

Led201708
まだまだ予定内容がすべて消化できず、手を入れる部分がありますが少しずつ行っていきたいと思っています。

日本初のIT系メガネショップJ-EYE


2017年7月21日 (金)

UV420・RG435測定の新ツール開発しました

強度レンズの超UVカット測定も可能

 今年の梅雨は記録的な少雨により、駆け足で夏が訪れました。

 その影響でしょうか、超UVカットレンズをリクエストされるお客様が増加しています。特にご自分の使用されているメガネが、どの程度有害な光線をカットするか知りたい方が多くご来店いただいております。

 これまで平面レンズのような薄いレンズばかりではなく、厚みのある強度レンズの測定の場合には複数回の測定で安定した結果を使用しておりましたが、より時間を短縮するための精密アライメント装置を設計・制作しました。

Stand_02

 実は測定モジュールが420nm、435nm、440nm、380~780nmと増殖し、目的に合わせて瞬時に変更できることも大きなメリットとなりました。

Stand_01


 アライメント時のガタ付きを減らすため、サポートプレートのスライド位置をシンメトリーに設置せず、独特な形状となっております。測定モジュールは5点支持で細かく調整できるので精密な位置合わせが可能です。

 これから本格的な夏に向けて紫外線の影響が強くなりそうです。目の健康を守るためにも超紫外線カットレンズのご使用をお勧めしております。ぜひとも皆様のご相談をお待ちしております。

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2017年5月 7日 (日)

HOYA レイガード435測定光源回路を改造

DC+PWM制御に変更して435nm設定

 前回製作したDC制御の測定光源は、LEDの定格電圧(3~3.5V)を低めに設定しないと測定側でオーバーフローを起こすためにやむなく2.5~2.7Vにしておりました。ところがLEDの定格電圧を下げるとスペクトルが長波長側にズレてしまうため、440nmより下げられないことがわかりました。

 HOYA レイガード435は435~440nmのカットを謳っているのですから、ピークレベルの調整が可能な光源が必要と思い、入手していた部品を組み合わせてもう一つ自作しました。

 当初はIC555を使用した簡単なPWM回路を組み込もうと思いましたが、デューティー比が50%程度しかないので却下し、デューティー幅が大きく取れるOPアンプを使用したPWM回路を組み込んでみました。

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 これが大正解で、DC+PWM回路にしたことで定格電圧ぎりぎりの3.43Vとなり、スペクトルがスペック上の435nm±1nm程度のピークを得ることができました。

Rg435_23

 DC+PWM制御はLED液晶モニターのバックライトでは普通に使用されているもので、正確な波長制御に向いていることを改めて実感しています。これでメーカー公表の各種データとの整合性が確保できたので、カラーレンズや屈折率の違いなど未公開情報をお伝えできると思います。今後のホームページにご期待ください。

「HOYA レイガード435徹底研究」ページ
ttp://www.j-eye.com/001_014/hoya_rg435.html

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2017年4月22日 (土)

HOYA レイガード435専用測定モジュール完成

波長435~440nmの測定用光源モジュールを独自開発

 これまでUV420レンズ用の測定モジュールを使用していましたが、やはりターゲット波長が異なるのでピーク波長が435~440nm付近の狭帯域LEDを使用して製作しました。

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 実はその心臓部となる狭帯域LEDが本当に入手困難で、探してから手に入るまで2か月ほどかかりました。基本的な回路は前回のUV420と同じ構成ですが、LEDのスペックが異なるのですべて計算し直して回路を組んでいます。

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 超UV系レンズのUV420とRG435ではターゲット波長が異なるため、専用のLED光源を開発しました。当然ですが波長435nm~440nm付近の減光特性は異なっています。網膜のS錐体のピークと重なる青色光傷害関数のピーク帯域における特性が詳細に理解できるようになりました。

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 度付サングラスの評価はこの帯域の特性を持ってして最も重要な情報かと思われます。これで様々なレンズの測定に対応可能になりました。

 現在開発中のHEV帯域専用の計測ルーティンをPC-SPECTRUM64に組み込み、指定帯域の自動積分によりカット率の自動計算ができるようにする予定です。詳細情報は当社ホームページの専門コーナー「 HOYA レイガード435徹底研究 」をご覧ください。

「 HOYA レイガード435徹底研究 」アドレス

ttp://www.j-eye.com/001_014/hoya_rg435.html

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2017年3月22日 (水)

HOYA レイガード435徹底研究~UPしました!!

HOYA RG435の技術は新UVレンズ革命か!!

HOYA社が発売したレンズのオプション加工技術は応用範囲の広いインバイビング(含浸法)技術を使用しており、これからのUVカットレンズのあるべき姿を示唆する画期的なものです。

何よりも、わずかなオプション料金で高機能がバンドルされるのですから驚きです。

そこで「レイガード435」について独自調査した内容を中心に詳細な情報ページをアップいたしました。

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HOYA レイガード435(RG435)徹底研究~J-EYE.com 

ttp://www.j-eye.com/001_014/hoya_rg435.html

時代はもう完全に古いブルーライト用レンズからRG435やUV420といった超UVカットに移行してしまいました。

金額がさほど変わらないのに性能が200~250%もアップし、旧タイプ・ブルーライト用レンズの欠点や弱点をすべてカバーしてしまいましたので、新しい超UVカット系レンズに買い替えるユーザーが増えています。

Rg435_2

HOYAの注目点はこれまでのブルーライト用レンズで取り上げられていなかった435nm付近の透過率に着目して対策されたことです。それで製品名に「435」が付けられているとか...

詳細はぜひともこの内容をご覧ください。今後もさらにここでしか見られない新情報を随時公表していきます。

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2016年8月21日 (日)

UV420は目元を美しくするブルーライト用レンズ

青いギラツキの無いUV420は美容上のメリットが大きい!!

 旧式クリアタイプ・ブルーライト用レンズはギラつくブルーの反射光が目に付きますが、UV420はレンズ素材で光を吸収するので裏面反射の無い通常のマルチコート処理されています!

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 ですから目元がすっきりして見映えが良くなり、しかもアイメイクのカラーに影響を与えません。

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 これまで人前でブルーライト用メガネを掛けるのをためらっていた方は是非ともUV420レンズをお勧めします。

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 さらに写真を撮られるときに、フラッシュを浴びても激しいハレーションが出ない等のメリットがあります。ブログなどに自撮り画像をアップされている方も、この画期的なUV420レンズにしてみては如何でしょうか。

UV420/HEV/ブルーライトレンズの測定ができる世界唯一のメガネ店

武蔵小杉・向河原/メガネショップJ-EYE

2016年8月 6日 (土)

UV420レンズのカット率測定で驚きの結果が...

メーカーにより大幅に異なるUV420カット率

 ここに来てUV420レンズが複数の国内メーカーから発売になりました。そこでそれぞれの420nmのカット率がどの程度異なるか、HEV分光測定システムで分析したところ、驚きの結果が出ました。

Uv420smp  
 多くの方
は、「UV420カットレンズ」はほとんど性能差が無いと思われているのではないでしょうか。

 カット」と表記されても、品質や価格により大幅に異なることが判りました。物によっては波長420nmのカット率が30%も異なっています。

 この調査の詳細内容は当社ホームページ/「超UVカットメガネ徹底研究」をご覧下さい。

 メガネショップJ-EYEでは通常の眼鏡店で実施不可能なブルーライト測定システムやHEV測定システムの開発や研究を行っています。今後も斬新な研究内容を掲載いたします。

JR武蔵小杉/向河原駅前 メガネショップJ-EYE

2016年5月18日 (水)

わかりやすい! 超紫外線カット(UV420)メガネ最新情報もアップ!!

わかりやすい超紫外線カット(UV420)メガネ最新情報UP!!

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 これまでの当店の「徹底研究」シリーズは、どちらかというと技術者向けの学術情報を主体としていますが、もう少しすそを広げて一般の方にわかりやすい「超紫外線カット(UV420)メガネ最新情報」アップしました。

 視点を変え「徹底研究」に書かれていない内容を増やしておりますので、技術系情報と併せてご覧ください。読めば読むほど、通常のブルーライト用メガネや普通のUVカットメガネとの差にご興味いただけると思います。

 すでに当店の「超UVカットメガネ徹底研究」を読んでご予約の方が増加しております。またHEV測定システムの運用についてもお客様からいろいろなご要望をいただいておりますので、早急に検討させていただきたいと思います。

 本件に関しては急激に情報が増加しておりますので、今後の内容にご注目ください。

「超紫外線カット(UV420)メガネ最新情報」 ・・・わかりやすい入門編

「超紫外線カット(UV420)メガネ徹底研究」 ・・・技術者向け情報

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